生活者の20%以上がオーガニックチョコレートの購入に対して高い関心を持っています
ショコラティエとチョコレートメーカーがオーガニックを拡大し続けているため、過去5年間でオーガニックチョコレートが大幅に入手しやすくなりました。
生活者データによると、生活者は「オーガニック」と聞いて何よりもまず「クリーンラベル」(68%)を連想します。
その他に連想する内容には次のものがあります。
生鮮食品エリアにある商品(61%) 馴染みのある素材で作られた商品(58%) 「プラントベースまたは動物由来の素材」で作られた商品(51%)
生鮮食品エリアにある商品(61%)
馴染みのある素材で作られた商品(58%)
「プラントベースまたは動物由来の素材」で作られた商品(51%)
オーガニック製品はより健康的という認識があることから、生活者はより多くのオーガニック商品を購入するようになっています。特に若い生活者の間で健康的な食品の選択肢を求める声が多く、農薬やホルモン、遺伝子組み換え作物、抗生物質で考えられる影響に不安があるほか、高度に加工された食品や人工的な素材を避けたいという要望がオーガニックを購入する最大の理由となっています。
西欧の生活者の43%は、オーガニックは自然由来であるためより健康的と答えています。
特に子ども向けのオーガニック商品に対する関心が高まっています。離乳食にはオーガニックラベルが付いていることがよくありますが、こうしたラベルが子ども向けの食品飲料に使われていることはあまりありません。
子ども向けのオーガニック食品には未開拓のチャンスがあります。
欧州の生活者の31%は、離乳食ではオーガニックで天然成分のみを配合している表示が重要だと答えています。
新しく親になった人たちの半数以上が乳児向け加工食品の素材に関心を持っています。
オーガニック商品購入者は非常にアクティブなライフスタイルです。彼らは熱心で影響力のある生活者層に入ります。若い生活者は「オーガニック」のような表示に賛成する可能性が最も高いでしょう。ミレニアル世代は、より健康的なライフスタイルとよりクリーンな生活の体験を求めています。食生活を改善したいという熱意がこのトレンドを後押ししています。Instagramなどのソーシャルメディアのブロガーなども含めて、食品のトレンドや健康的な食事に関するメディア報道が増えていることにより、特定のライフスタイルに従うことが促されているのです。
ミレニアル世代で現在親になっている割合は25%に過ぎませんが、今後10~15年でその割合は80%まで増加し、「オーガニック」マーケットに変革をもたらす可能性があります。今後10年間に「オーガニック」の新たな生活者であるミレニアル世代で親になる層とその子どもが急増するでしょう。現時点ですでに影響を与えているオーガニックのトレンドは将来的には転換点を迎えるでしょう。
フランス、ドイツ、イタリア、スペインおよびポーランドのミレニアル世代(25〜34歳)とZ世代(16〜24歳)は、オーガニックの食品飲料を購入する傾向が最も強く、オーガニック製品にもっとお金を払っても構わないと考えています。